微生物捕食の嗜好性及び貪食作用の分子機構の解明とその応用研究
【研究分野】応用微生物学
【研究キーワード】
microbial predation / 微生物捕食 / 微生物 / 細胞性粘菌 / 貪食作用
【研究成果の概要】
96ウェルプレートを用いて細菌が細胞性粘菌により捕食されてハロを形成する能力を調べる実験系を構築し、大腸菌網羅的遺伝子破壊株ライブラリーKeio collection約5,000株を対象に2回行った。その結果、2回に共通してハロ形成速度が著しく小さい8株を同定した。9 cmプレートで再確認したところ、いずれの株でも再現性が見られたが、さらにプレート上の大腸菌の生育が悪いほど速度の減弱が大きく、生育が良いほど好んで補食される傾向が明らかになった。破壊遺伝子には生育に関わるものに加え機能未知遺伝子が含まれていた。また、細胞性粘菌側の遺伝子で貪食作用に関わるものを1つ同定した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
稲葉 弘哲 | |
寺澤 夏実 | |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)