インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発
【研究分野】獣医学
【研究キーワード】
国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム / 診断 / 疫学調査 / 感染症
【研究成果の概要】
本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタからはトキソプラズマ感染が確認された。また、疫学調査に利用できるクリプトスポリジウムの簡易迅速診断法を開発した。本研究期間中に共同研究を通じた人材育成を行うため、セミナー及び技術講習会を開催した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
関 まどか | 岩手大学 | 農学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
鈴木 穣 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山岸 潤也 | 北海道大学 | 人獣共通感染症リサーチセンター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
下田 直美 | |
梅田 剛佑 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)