インスリン受容体基質と相互作用するRNAの網羅的同定とその機能解析の試み
【研究分野】動物生産科学
【研究キーワード】
代謝・内分泌制御 / インスリン受容体基質 / RNA / 翻訳 / リボソーム合成 / スプライシング / RNA
【研究成果の概要】
インスリン様成長因子(IGF)/インスリン(INS)の シグナル伝達に重要な受容体チロシンキナーゼ基質の一つ、インスリン受容体基質(IRS)-1 が、RNA 代謝に関与する多数のタンパク質と複合体を形成しており、同時に、この複合体にはRNA が含まれることを発見した。IRS-1と相互作用するRNAを同定し、その機能を検討した結果、IRS-1は、翻訳マシナリーの足場として機能する、リボソーム生合成のマシナリーの成熟を促進する、スプライシングや翻訳を制御しているなど、これまでに報告のない機構でIGF/INS活性を調節している可能性が示された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
伯野 史彦 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
片岡 直行 | 京都大学 | 大学院医学研究科 | 特定准教授 | (Kakenデータベース) |
伊藤 昭博 | 独立行政法人理化学研究所 | 吉田化学遺伝学研究室 | 専任研究員 | (Kakenデータベース) |
金子 元 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
尾添 淳文 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 特任研究員 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)