インフルエンザウイルス感染動態のリアルタイム解析
【研究分野】ウイルス学
【研究キーワード】
細胞 / インフルエンザ / 細胞内輸送 / 蛍光標識
【研究成果の概要】
インフルエンザウイルスの核外輸送に関わるNS2蛋白質のN末側に、蛍光標識蛋白質(Venus)を組み込み、蛍光標識組換えウイルスの作製を行った。このウイルスを培養細胞(Madin-Darby Canine Kidney細胞)に感染させ、共焦点顕微鏡を用いてタイムラップス解析を行ったところ、NS2蛋白質が一度核内に集積した後、一気に核外に放出される映像をリアルタイムでとらえることに成功した。本研究で得られた蛍光標識組換えインフルエンザウイルスは、NS2蛋白質の細胞内輸送を解明する有効なツールとなることが期待できる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
堀本 泰介 | 東京大学 | 医科学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)