子宮内胎仔発育遅延モデルにおけるネフロン数減少機序解明とその治療法の開発
【研究分野】小児科学
【研究キーワード】
小児腎・泌尿器学 / 尿管芽分岐 / 母体低栄養 / DNAメチル化 / 子宮内環境 / ネフロン数 / DNAメチル化酵素 / 尿管芽 / カスパーゼ3 / Wnt11 / ベータカテニン / シグナル伝達 / 母低ステロイド / カスパーゼ3 / 細胞運動 / DOHaD
【研究成果の概要】
慢性腎臓病の発症はネフロン数に左右される。私達はネフロン数決定要因である尿管芽分岐に関与する分子の研究を行いcaspase-3という酵素が重要であることを見いだした。Caspase-3の下流にある分子b-cateninを活性化する薬物療法を母体低栄養ラットに試みたが副作用のため不成功であった。
新たなネフロン数増加のアプローチとして胎内の栄養により遺伝子の発現が変化する機構の一つDNAメチル化を調べた。母体低栄養によりDNAメチル化が変化している腎発生関連の遺伝子のほとんどが尿管芽分岐に関与していた。DNAメチル化修飾によりネフロン数を増やす治療法が可能かもしれない。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
飛彈 麻里子 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 共同研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)