vWF分子機構における血小板粘着力生成のナノバイオメカニクス
【研究分野】生体医工学・生体材料学
【研究キーワード】
バイオメカニクス / 血小板 / 粘着力 / VWF / 原子間力顕微鏡 / せん断応力 / 剪断速度 / 血流 / 生物・生体工学 / ナノバイオ / 循環器・高血圧 / 生体分子
【研究成果の概要】
血小板表面の糖タンパクGPIbαが、血漿中のVWFと呼ばれるタンパクと結合して、粘着力を発生し、凝集・血栓形成となる。そこで、本研究では、VWFの分子レベルでの立体構造変化と粘着力のせん断速度依存性を明らかにするために、粘着力を原子間力顕微鏡によって直接測定して、粘着力発生に関して検討を行った。AFMによって得られたフォースカーブには単一ピークとマルチピークが現れ、単分子結合力は、52.0pNと求められ、光ピンセットで得られた値と一致した。マルチピークのカーブからは、VWFのアンフォルディングの特性が得られ、分子レベルの立体構造変化を捉える事が出来た。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
須藤 亮 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)