実験の大規模化に対応するための大学横断型参加者プールの設立に向けて
【研究分野】経済学、経営学およびその関連分野
【研究キーワード】
経済実験 / 大学横断型被験者プール / 認知能力 / 多地点での被験者プール / 大学横断型参加者プール
【研究成果の概要】
一人で意思決定をする場合に、どのような要因を考慮すると実験参加者の参加場所(所属大学)の違いを消去できるのかが明らかになった。具体的には、実験参加者の性別、年齢、所属学部、認知の力の水準を考慮する必要があることが分かった。たとえばA大学とB大学では偏差値は異なり、全体で比較すると二つの大学では実験結果が大きく異なるが、上記の要因を考慮して分析すると、A大学とB大学の間の結果の違いが統計学的には有意とは言えなくなる、ということである。しかしながら、地域が遠く離れると、これらの要因を考慮するだけでは実験参加者が所属する大学間の違いを消去しきれないこともあった。
【研究代表者】