繊毛波打ち運動を制御するダイニン分子による力伝達機構の解明
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
繊毛運動 / 軸糸 / 微小管 / ダイニン / 基底小体 / 繊毛打運動 / テトラヒメナ / 軸糸ダイニン / テトラヒメナ組換え体 / 遺伝子導入 / 3次元位置計測
【研究成果の概要】
繊毛虫テトラヒメナの繊毛一本の波打運動を3次元空間でイメージングできる顕微計測システムを確立し、一本の繊毛の運動の軌跡を定量した。繊毛内のダイニンやダイニン結合タンパク質、繊毛が細胞体から生える起点となる基底小体関連タンパク質に、それぞれGFPが融合したタンパク質の遺伝子をテトラヒメナ内に形質転換して発現する方法を確立し、繊毛打運動に関与するタンパク質に自在に変異の導入が可能となった。本研究の結果より、軸糸内のダイニン分子の活性に応じた繊毛打運動の応答を定量でき、繊毛波打ち運動システムにおけるダイニン分子の機能が定量できるようになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
矢島 潤一郎 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
須河 光弘 | |
小林 琢也 | |
市川 宗厳 | |
山口 真 | |
斎藤 慧 | |
小礒 由里加 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)