超高精度プロテオーム解析を用いた圧迫性神経障害の新規血中バイオマーカーの確立
【研究分野】整形外科学
【研究キーワード】
バイオマーカー / 脊椎脊髄疾患 / プロテオーム / 脊椎脊髄病学
【研究成果の概要】
通常の治療の過程で採取した検体の一部を用いて、高感度質量分析器を用いて網羅的に脳脊髄液中のペプチドを同定した。腰部脊柱管狭窄症手術患者と対照群との間で、有意差がみられた29種類のバイオマーカー候補分子について、別セットの検体を用いて再現性を確認した。その結果、腰部脊柱管狭窄症におけるバイオマーカー候補として7種の分子が同定された。
【研究の社会的意義】
超高齢社会の日本において、高齢者に多くみられる腰部脊柱管狭窄症の病態解明および適切な診断・治療は極めて重要である。腰部脊柱管狭窄症を脳脊髄液中バイオマーカーにより客観的・定量的に評価する方法を確立することによって、腰部脊柱管狭窄症の病態解明や早期診断および治療効果の正確な評価等に寄与することができる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
早川 謙太郎 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 登録診療員 | (Kakenデータベース) |
大出 晃士 | 東京大学 | 大学院医学系研究科(医学部) | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)