運動療法によるストレス緩和作用の神経基盤に関する生涯発達研究
【研究分野】応用健康科学
【研究キーワード】
ストレスマネージメント / NIRS / 前頭前野 / 高次脳機能 / 運動 / 補完代替療法 / 予防医学 / 健康科学 / ストレス / prefrontal cortex / stress / working memory / cognitive function / physical exercise / aging / depression / 脳機能 / 近赤外分光法 / 生涯発達研究
【研究成果の概要】
現代社会に蔓延するストレスは、様々な疾患の主要原因の一つである。本研究では、近赤外分光法(NIRS)を用いて、前頭前野の神経活動を計測し、自律神経系・内分泌系機能及び心理状態とともに、ストレスを客観的に評価する方法を開発した。さらに本法を用いて、中高齢者における運動療法のストレス緩和効果について検討し、軽い運動でもストレス緩和効果があることを明らかにした。さらに高齢者に軽い運動を負荷することにより、前頭前野のワーキングメモリー課題に対する反応性が上昇し、パフォーマンスが向上することが示唆された。本ストレス評価法と運動療法を組み合わせることにより、ストレス性疾患を予防できる可能性がある。
【研究代表者】