《感染》という表象の感染拡大に関する研究
【研究分野】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究キーワード】
表象 / 感染 / 他者 / ゾンビ / 微生物 / つながり / 絆 / ともだち / 身体表象
【研究成果の概要】
エイズは、①免疫不全を引き起こす点で、ヒトの身体レベルにおける自他の区別を無効にする病であり、かつ、②当初は性行為による感染がクローズアップされた点で、《他者》たちとの《つながり》の病であった。「エイズ」は単なる感染症の名称にとどまらず、《他者》による自己の侵犯をめぐる表象である。本研究はエイズから始まる《感染》の表象が、寄生、共生、インターネット、sns、微生物、絆、ともだち、ゾンビなどのイメージに転移することで、突然変異を繰り返し、変奏されるプロセスを考察する。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)