CKDを標的とした運動の抗動脈硬化作用とその機序の解明:CPP病原体説に着目して
【研究キーワード】
Calciprotein particle / 動脈硬化 / 運動療法 / 骨格筋指数 / リン代謝 / 慢性腎臓病 / 心血管機能 / 血中CPP / 身体機能 / 身体活動 / 運動 / 有酸素性運動 / カルシプロテイン粒子 / 有酸素性運動トレーニング / 筋力 / 筋量 / 圧受容器反射
【研究成果の概要】
本研究では、新しい動脈硬化進行因子であるCPP(calciprotein particle)の規定因子を明らかにするための観察研究および定期的な運動が血中CPP濃度に及ぼす影響を明らかにするための介入研究をそれぞれ実施した。観察研究の結果から、中高齢者における骨格筋指数は血中CPP濃度の規定因子の1つとなる可能性が示された。介入研究では中高齢者を対象に2か月間の運動介入を実施したが、血中CPP濃度に有意な変化は認められなかった。今後の研究において、運動の強度や介入の期間を変更した運動介入試験や血中CPP濃度が高値を示す中高齢の慢性腎臓病患者を対象とした介入研究を実施する必要がある。
【研究代表者】