胃癌発生メカニズムの解析を可能にする胃粘膜特異的な遺伝子変異導入マウスの作成
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
癌 / シグナル伝達 / 胃癌 / マウスモデル / 細胞内シグナル
【研究成果の概要】
胃癌発生機序を生体内で明らかにするために、胃において特定の遺伝子を変異させるマウスの系統を樹立した。このマウスを用いて癌遺伝子の導入、癌抑制遺伝子を不活化することでマウス胃腫瘍の発生に成功した。発癌機序を分子生物学的に検討したところ、種々のサイトカインの発現が上昇しており、それらに関与する細胞内リン酸化酵素の活性が増加していた。これらの分子の機能を阻害することにより発癌の抑制や発生した癌の縮小がみられた。本研究によって癌の発生解明や新規治療の確立に有用な知見が得られた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
平田 喜裕 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)