瘢痕組織内の軟骨形成解析による軟骨再生誘導方法の開発
【研究キーワード】
再生 / 軟骨 / 誘導 / 軟骨形成 / 再生誘導 / 瘢痕組織 / 陳旧性血腫
【研究成果の概要】
本研究ではin situにおいてはどのようなサイトカインや増殖因子が軟骨形成を惹起するのかを解明することで、培養元となる軟骨採取を必要としない軟骨再生の誘導方法開発 をめざす。
本研究期間内に、まずは血腫形成後に耳介軟骨過形成を来す動物モデルを確立することを目標とした。
具体的にはマウスの耳介軟骨に検証物質を注入するにあたり、適切な器具や注入量、手技、トレース、固定、染色方法 などをはじめにパイロットスタディとして様々検討した。とくに軟骨組織を含む切片の作成にあたっては、試行をくりかえしたが、川本法を採用することで安定した切片作成が可能となった。染色・傾向トレース含め一通りのメソッドを確立させたところで、3群(詳細は論文をもって発表予定)+コントロール群にわけた5週マウスの耳介軟骨膜下にそれぞれ注入し、一部は蛍光色素によるトレースを行った。1、2、4、8、12週時点で評価を行い、組織評価を行った。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)