プロテオミクスを応用した神経線維腫発生機構の解析と悪性化因子の同定
【研究分野】皮膚科学
【研究キーワード】
皮膚腫瘍学 / 神経線維腫 / 病態医化学 / 皮膚病理 / 病理学 / 皮膚腫瘍 / プロテオーム / 細胞内情報伝達 / 神経系維腫症 / プロテオミクス
【研究成果の概要】
神経線維腫症患者から得られた病理標本を用い、神経線維腫の腫瘍部周辺の正常組織と腫瘍部組織から蛋白質試料を抽出し蛍光色素で標識した後、同一ゲル上で1次元、2次元の電気泳動を行い、蛍光強度を比較検討した。腫瘍部と正常部の泳動結果の比較により、一方のみに発現有意を示す蛋白質スポットの同定を行った。同定された分子のみでは、臨床診断や症状との統一的な説明は困難であった。むしろ、組織差より個人差由来とも考えられ、判断に苦慮する結果となった。同定された因子をさらに詳しく生理的意義を考えて解析して行く必要がある。
【研究代表者】