先天性心臓血管外科手術の質的向上を目指した全国的データベースの構築
【研究分野】胸部外科学
【研究キーワード】
先天性・小児心臓外科 / National database / 医療の質向上 / risk-adjusted mortality / Bench-mark report / 小児循環器領域 / Global database / Follow-up database / 先天性心疾患手術 / 全国的データベース / 医療の質の向上 / リスク評価 / ベンチ・マークレポート / 国際比較 / 小児循環器インターベンションデータベース / 成人先天性心疾患データベース / 先天性心臓血管外科手術 / 日本先天性心臓血管外科手術データベース / Web登録 / 施設カバー率 / ベンチマーク・レポート / リスク調整 / ナショナル・データベース / データベース / 全国 / 医療安全 / 情報管理
【研究成果の概要】
JCCVSD(日本先天性心臓血管外科手術データベース)は2008年8月にweb-base登録を開始、2011年3月時点で参加施設数(希望を含む)は98施設、累積登録手術件数は1,1000件に達し、国内の主要施設はほぼ全て参加し、national databaseと評価されるまでに急速に成長した。
医療の質向上に資する目的で、2008年~2009年に登録されたデータを解析しリスクモデルを作成、これに基づきrisk-adjustmentを行ったbench-mark reportを、2011年2月に千葉で開催された第41回日本心臓血管外科学会において、初期参加25施設に手渡し配布した。今後も同様のreportの配布を続けて行く予定である。
2011年から、日本小児循環器インターベンション学会、以下JPIC、と日本成人先天性心疾患学会、以下JSACHDが、JCCVSDと同一のインターネット環境を用いたデータベース構築を希望し、現在準備を進めている。JCCVSD-JPIC-JSACHD DBの構築は、小児循環器領域の横断的・網羅的解析を可能とする世界初の試みを可能とする。
また、対象の多くが小児であることより、フォロー・アップDB、或いはpatient identifierを用いた施設間医療情報の提供を視野に置いており、今後展開を予定する。
【研究代表者】