呼吸器外科疾患の早期診断を目指した気道上皮被覆液の生化学的およびプロテオーム解析
【研究分野】胸部外科学
【研究キーワード】
呼吸器外科 / 気道上皮被覆液 / 気管支鏡 / マイクロサンプリング法 / プロテオーム解析 / 腫瘍マーカー / 肺癌 / 非結核性抗酸菌症 / プロテオーム / マイクロサンプリング
【研究成果の概要】
マイクロサンプリング法は独自に開発した気管支鏡用新型プローブを用いた検査法である。各種肺疾患から気道上皮被覆液を採取し生化学的およびプロテオーム解析を行った。肺癌、非結核性抗酸菌症の診断や治療効果予測に有効であった。肺腺癌または肺扁平上皮癌で共通に動く癌マーカー候補タンパク質として35種を抽出することができた。またラット肺障害モデルにおいても各種サイトカインの測定、プロテオーム解析を行うことができた。従来の気管支肺胞洗浄と比べ簡便で侵襲がほとんどないこと、高濃度の気道上皮被覆液を採取できるといった長所を有している。
【研究代表者】