複合体ダイナミクスと機能プロテオミクスの融合による放射線感受性制御機構の解明
【研究分野】放射線科学
【研究キーワード】
Proteomics / STK38 / Radiation sensitivity / DNA damage responses / DNA損傷応答 / プロテオーム / リン酸化 / DNA損傷シグナル / DNA二重鎖切断 / 放射線感受性 / 放射線応答
【研究成果の概要】
研究代表者の複合体形成と機能プロテオーム情報を基盤とした放射線感受性制御のメカニズムの研究においては、放射線によって活性化するタンパク質リン酸化酵素STK38がCDC25Aの76番目のセリン残基をリン酸化すること、STK38 shRNA発現ベクターを導入して、STK38を発現抑制させたノックダウン細胞ではX線照射後のCDC25Aのリン酸化やG2/M期の細胞の割合が減少していることが明らかとなった。さらにSTK38ノックダウン細胞ではX線感受性が亢進していた。これらのことからSTK38はCDC25Aのリン酸化を介したG2チェックポイントや放射線感受性の制御に関わっていると考えられた。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)