小胞体ストレスを介した糸球体足細胞傷害機序の解明と治療戦略への応用
【研究分野】腎臓内科学
【研究キーワード】
腎臓学 / 糸球体足細胞 / 小胞体ストレス / 蛋白尿 / アポトーシス / 分子シャペロン / 低酸素 / グルコース / 虚血再灌流モデル
【研究成果の概要】
本研究では糸球体足細胞の傷害機序として小胞体ストレスの関与を検討した。種々の代謝に関する刺激の中で、特に低酸素負荷に対して培養糸球体足細胞の小胞体ストレス応答が著しく、そのうちCHOPが最終的に関与するアポトーシス誘導経路においてBcl-2ファミリー蛋白等の様々な分子が複雑に関与していた。関連して、カルボニル化合物が直接的に足細胞を傷害することも見出され、低酸素・小胞体ストレス・カルボニルストレスが互いに関連しながら足細胞を傷害する可能性が示唆された。
【研究代表者】