活動依存的アルファシヌクレイン放出解明に基づく新規パーキンソン病治療標的の探索
【研究分野】神経解剖学・神経病理学
【研究キーワード】
α-synuclein / 伝播 / 神経活動 / 神経科学
【研究成果の概要】
パーキンソン病、レビー小体型認知症で蓄積するα-synucleinは細胞質タンパク質でありながら、細胞外にも分泌される。しかしながらシグナル配列を有さないα-synucleinの分泌機構は不明である。本研究では、in vivo microdialysis法、初代培養神経細胞を用い、α-synucleinの分泌が神経活動特にグルタミン酸作動性の神経伝達によって制御されていることを明らかにした。またシナプス小胞の開口放出とα-synuclein分泌が密接に関連することを見いだした。さらに脳間質液中のα-synucleinが単量体とは異なる60kdaの高分子体として存在していることも明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)