発達障害原因遺伝子CDKL5のプロテオミクスとKOマウス解析による包括的機能解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
発達障害 / てんかん / シナプス / ノックアウトマウス / プロテオーム解析 / キナーゼ / 海馬 / レット症候群 / プロテオーム / 遺伝子改変マウス / 行動解析 / リン酸化 / 相互作用 / 情動障害 / 記憶障害
【研究成果の概要】
神経発達障害の原因遺伝子CDKL5の生体内分子機能と遺伝子変異による病態機序の解明を目的として、私はCdkl5 ノックアウト (KO)マウスを独自に作製し、神経科学的表現型解析を行った。その結果Cdkl5 KOマウスにおいて、海馬神経細胞樹状突起スパインの形態・密度異常、情動・記憶障害等の行動異常、易痙攣性、更にシナプス機能・蛋白質の異常を同定した。酵母ツーハイブリッド法とプロテオミクス解析を用いたリン酸化基質スクリーニングによって、複数のシナプス関連蛋白質を同定した。以上の結果から、ヒトのCDKL5変異に伴う病態がシナプス機能異常である事が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
天野 睦紀 | 名古屋大学 | 医学(系)研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
水口 雅 | 東京大学 | 医学(系)研究科(研究院) | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究連携者】 |
貝淵 弘三 | 名古屋大学 | 大学院医学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)