ゲノム情報および遺伝子発現に基づく小児Ph染色体陽性白血病の創薬標的候補探索研究
【研究分野】小児科学
【研究キーワード】
慢性骨髄性白血病 / フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病 / IKZF1遺伝子 / ゲノム解析 / 慢性骨髄性白血 / IKZF1遺伝 / エピゲノム解析 / トランスクリプトーム解析
【研究成果の概要】
難治性白血病であるフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)の約80%にIKZF1遺伝子の欠失を認めたとの報告があり、小児Ph+ALL患者を対象に、IKZF1欠失の有無と予後との関係を調べた。再発のない4年生存率は、IKZF1欠失のない患者が89%であったのに対し、IKZF1欠失のある患者は42%だった。IKZF1欠失のある患者の方が有意に再発率が高く、Ph+ALLが難治性であるのは、Ph染色体の形成より、IKZF1欠失に強く関係することが分かった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
嶋 晴子 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
清河 信敬 | 独立行政法人国立成育医療研究センター | 小児血液・腫瘍研究部 | 部長 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)