破骨細胞形成におけるRANK/TRAF6を介した新規シグナル伝達機構の解明
【研究分野】細胞生物学
【研究キーワード】
発生・分化 / 細胞内シグナル伝達 / 骨代謝 / 破骨細胞 / アダブター分子 / シグナル伝達
【研究成果の概要】
破骨細胞は、古い骨組織を吸収・破壊することで骨の代謝維持を担っており、細胞膜に存在するRANKと呼ばれる受容体タンパク質が刺激を受けると分化誘導される。本研究では、RANKにはタンパク質間の会合を安定化させる機能をもつアミノ酸配列が存在すること、人工的に調製したそのアミノ酸配列は、破骨細胞の形成を顕著に抑制することを発見した。これらの発見は、骨粗鬆症など破骨細胞の形成異常が関与する骨疾患への新たな治療法開発に貢献すると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)