Ab initio法を活用した造血系腫瘍におけるlncRNAの統合的機能解析
【研究キーワード】
造血器腫瘍 / システム生物学 / ab initio遺伝子軌道法 / long non-coding RNA / ゲノム編集
【研究成果の概要】
白血病の病態で重要な役割を持つlncRNAを同定する目的で,informaticな解析を実行してきた。TCGAに登録された18種の癌種で公開されている全てのmRNAとncRNAの情報をダウンロードし,そこからRNAの発現レベルと,DNAメチル化情報を抽出した。本年度までに,DNAメチル化情報の利用法の開発に成功し,最終的に合計19,198遺伝子についての計算が終了した。
私たちは得られた計算結果と,合山の行った実験結果との照らし合わせを進めてきた。その結果,エピジェネティック制御遺伝子の機能計算に成功したことが判明した。またこの過程で,他の疾患関連遺伝子の同定にも成功したことから,薬剤標的性に関する特許を申請するために準備を開始した段階である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
合山 進 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)