サイトカインのシグナル制御と免疫制御の分子機構
【研究分野】免疫学
【研究キーワード】
サイトカイン / シグナル伝達 / チロシンキナーゼ / 転写因子 / ヘルパーT / 細胞 / 樹状細胞 / Ras c-fos / ヘルパーT細胞 / インターフェロン / SOCS / 炎症 / アレルギー / 自己免疫疾患 / STAT / 負の制御 / 免疫制御 / アレルギー自己免疫疾患 / TGFβ / 抑制性T細胞
【研究成果の概要】
サイトカインはマクロファージや樹状細胞などの自然免疫系の細胞やT 細胞などの獲得免疫系の細胞を制御する。我々はサイトカインシグナルを制御するSOCSファミリーとSpred/Sproutyファミリーを中心に主に遺伝子改変マウスを用いて個体レベルでの解析を行って来た。その結果SOCS1やSOCS3は転写因子STATを制御することで、ヘルパーT細胞(Th17やTreg)の分化を調節することを見いだした。またSpred1が神経芽細胞腫の原因遺伝子であることなどを明らかにした。さらに新規のシグナル制御機構としてcAMPによるTLRシグナルの抑制にc-fosが関与することを見いだした。またSmad2/3がTGFβによる免疫抑制に必須であることも見いだした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2009
【配分額】107,250千円 (直接経費: 82,500千円、間接経費: 24,750千円)