ヒト型ロボットと脳計算論によるCRPS知覚-運動協応モデルの開発と治療機序解明
【研究分野】麻酔科学
【研究キーワード】
難治性疼痛 / 知覚-運動協応 / ヒト型ロボット / 合目的的運動 / ニューラルネットワーク
【研究成果の概要】
難治性疼痛患者の上肢運動障害の要素分解による病態解明を目的とした。身体空間および脳内表象での空間と身体認知が偏位し、上肢到達運動課題で暗条件でのみ患肢運動が異常になった。この運動障害をモデル化するためヒト型ロボットを用い、視覚と体性感覚、運動発現の異常をプログラムし到達運動課題を実施させた結果、運動表象の異常によりヒト患者のモデルを再現できた。健常ヒト筋痛モデルでのfMRI結果で知覚-運動協応に関連する運動前野、補足運動野、後部頭頂葉、後(中)部帯状回、上側頭溝回のパス解析では明らかな関連性は認められなかった。
難治性疼痛の病態として高次認知機能レベルでの運動表象の異常が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宮内 哲 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 脳情報通信融合研究センター | 企画室嘱託 | (Kakenデータベース) |
四津 有人 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)