In vivoホールセル記録と光遺伝学で解明する運動関連神経活動安定化の神経基盤
【研究分野】脳計測科学
【研究キーワード】
in vivo ホールセル記録 / 2光子イメージング / マウス運動野 / in vivoホールセル記録 / in vivo 2光子イメージング / 神経科学
【研究成果の概要】
歩く、走る、何かを掴むといった運動に伴って、脳は特定のパターンを持った神経活動を生成する。運動の学習は、その運動をコードする神経活動を安定に再現できるようにして、ばらつきの少ない動作を可能にする。本研究ではこれまでに、このような安定な神経活動を生成する神経基盤を明らかにする事を目的として、運動中のマウス大脳皮質で同一のニューロンからその活動とシナプス入力を記録する方法を開発した。
【研究の社会的意義】
本研究では、運動中のマウス大脳皮質で同一のニューロンからその活動とシナプス入力を記録する方法を開発した。
運動実行時に単一細胞へのシナプス入力を記録する方法はこれまで、その技術的困難さからほとんど研究が行われてこなかった。そのため本研究で開発した技術によって、新規の神経活動安定化のメカニズムを明らかにできると期待される。また、運動実行にかかわる神経活動安定化のメカニズム解明を通して、例えば、脳損傷後のリハビリテーションなどの効率化へとつながる事が期待される。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)