アップコンバージョン効果による近赤外オプトジェネティクス
【研究分野】生理学一般
【研究キーワード】
光遺伝学 / 近赤外光駆動 / アップコンバージョン / ナノ粒子 / チャネルロドプシン / ニューロン / 脳機能操作 / オプトジェネティクス / 神経科学 / 近赤外光 / 光操作 / アニオンチャネルロドプシン / ナノ科学
【研究成果の概要】
光遺伝学(オプトジェネティクス)は、動物の狙った神経細胞に光感受性機能タンパク質を作らせ、光のオン・オフで神経細胞の活動を制御する革新技術です。近赤外光(波長、650-1450 nm)は、可視光に比べ組織透過性に優れ、体表から脳の中まで信号を送ることができます。しかし、この信号を受け取る仕組みが今までありませんでした。私たちは、可視光に高感度のチャネルロドプシンとランタニドナノ粒子(レアメタル元素からなる。近赤外光を吸収し、青、緑、赤などの可視光を発光する性質を持つ)を組み合わせ、近赤外光による神経細胞活動のオン・オフ制御に成功しました。本研究は、最先端のナノ科学と生命科学の融合の成果です。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
石塚 徹 | 東北大学 | 大学院生命科学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
湯浅 英哉 | 東京工業大学 | 大学院生命理工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)