ツメガエル幼生において未熟な免疫系が標的とする再生芽特異的な分子の同定と解析
【研究分野】実験病理学
【研究キーワード】
動物 / 免疫系 / 再生 / 器官再生 / アフリカツメガエル / 免疫応答 / 自己反応性 / フィタン酸代謝酵素 / レクチン / リモデリング / 非自己 / 脊椎動物 / 自己反応性T細 / 抑制性T細胞
【研究成果の概要】
我々は、ツメガエル幼生の「再生不応期」では未熟な自己反応性免疫細胞が再生芽細胞を攻撃するため尾が再生しないが、「再生可能期」には制御性T細胞が分化し、再生できることを示唆した。しかしどの免疫細胞が再生芽細胞を「非自己」として攻撃するかは不明である。今回我々は、不応期の尾切断端に浸潤し、再生を阻害する免疫細胞で発現すると考えられる新規遺伝子を同定した。また、この遺伝子は、発生過程でも生存に必須な役割を担うことが分かった。この遺伝子は、再生芽細胞を攻撃する自己反応性免疫細胞のマーカーとして有用と考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】3,090千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 390千円)