鰓弓形成を司るシグナル調節因子とエピジェネティック制御機構の解明
【研究分野】医化学一般
【研究キーワード】
鰓弓形成 / エンドセリン-1 / Dlx5 / Dlx6 / non-cording RNA / 発生・分化 / シグナル伝達 / エンドセリン / 6 / 鰓弓
【研究成果の概要】
顎顔面の形態形成においてエンドセリン-1(ET-1)/ETA受容体シグナルは上顎・下顎の領域決定を支配する。鰓弓においてはDlx5/6の発現とDlx5/6遺伝子座に含まれるnon-coding RNAであるEvf2の発現はET-1に依存し、Evf2はさらにDlx5/6遺伝子の発現を負に制御する。一方、Dlx5/6遺伝子間領域のmI56エンハンサー活性は、Dlx5/6自身によって正の制御を受ける。これらの結果から、ET-1/ETARシグナルによるDlx5/6の発現誘導は、一部にはEvf2やmI56エンハンサーを介した正負のフィードバックループを介している可能性が示された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)