魚類においては、攻撃性や繁殖行動、成長や性成熟、ストレス応答などの形質に顕著な雌雄差が認められる。しかし、これらの性差が、魚類の脳内に存在するどのようなメカニズムによって生じているのかについては、明らかとなっていない。本研究の結果、脳内で発現し、ストレス応答に深く関わることが予想される魚類特有の新規遺伝子、テレオコルチンが発見されたとともに、グルココルチコイド受容体の一種が行動の性差に深く関わることが推察された。
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)