動物の恒常性維持機構の解明は、主として陸上環境を念頭に研究がこれまで為されてきた。しかし、地球上には生活の大部分を空中や水中で過ごす哺乳類、鳥類が数多く生息している。本研究では装着可能な小型計測機器を用いることで、自然界で動物が自発的に飛翔・潜水を行う際の生理状態を調べた。空中あるいは水中で営まれている体を維持する仕組みは、陸上動物を対象とした知見の延長線上では類推が困難と考えられる現象も認められた。
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)