東南アジア熱帯林における樹木根系を介した土壌の炭素蓄積と放出メカニズムの解明
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
熱帯林 / 樹木根系 / 細根 / 生産量 / 枯死量 / 炭素循環 / 分解 / 菌根 / 土壌呼吸 / 菌類
【研究成果の概要】
マレーシア、サラワク州のランビルヒルズ国立公園において、 (1)細根の生産量と枯死量の評価、(2)細根の成長と枯死の変動要因、(3)細根の成長や枯死と土壌圏の炭素動態との関わり、を検討した。その結果、細根生産量は生態系総生産量の10%程度であること、粗根に比べると、細根の方が、分解が遅いことが明らかとなった。また土壌からのCO2フラックスの変動は細菌による枯死根分解と強い関係があると予想された。細根の成長量と枯死量の変動は、平均降水量との間に正の相関が、平均気温との間に負の相関がみられ、環境要因の変動に対応してしていると予想された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松本 一穂 | 琉球大学 | 農学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
片山 歩美 | 九州大学 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
熊谷 朝臣 (檀浦 正子) | 名古屋大学 | 地球水循環研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
久米 朋宣 | 国立台湾大学 | 准教授 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)