組織マイクロアレイを用いたイヌの腫瘍診断における新規マーカーの探索
【研究分野】獣医学
【研究キーワード】
獣医学 / 組織マイクロアレイ / イヌ / 腫瘍マーカー / 獣医病理診断 / 腫瘍 / 組織球性肉腫 / 消化管ポリープ / 腎細胞癌 / 胸腺腫 / 組織球腫瘍 / 大腸ポリープ / 乳腺腫瘍 / 血管周皮腫
【研究成果の概要】
イヌの全身諸臓器の組織マイクロアレイを用いて、正常組織における蛋白質の発現程度および分布を調べた。その結果を応用して組織球系腫瘍と消化管ポリープを含む複数の腫瘍の診断マーカーを同定した。組織球性腫瘍については、CD204およびCD163が病理診断に有用であることを確認し、また発生部位によって発現程度が異なることが分かった。消化管ポリープについては、ミニチュアダックスフンドとジャックラッセルテリアの病変を検索した。初期病変ではCK20陽性で分化度の高い上皮細胞が増殖するが、進行した病変ではCK20陰性、β-catenin核内陽性を示す異型上皮を認め悪性転化が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中山 裕之 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
内田 和幸 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)