果樹の放射性セシウムの樹体内再分配に関する研究
【研究分野】復興農学
【研究キーワード】
果樹 / モモ / 放射性セシウム / 福島第一原子力発電所事故 / 樹体内動態 / ブルーベリー / 経年変化 / 福島第一原発事故 / セシウム / 137セシウム / 133セシウム
【研究成果の概要】
モモについて果実発育期間中の放射性CsとK-40について、経時的に8年間調査した。満開15日後の幼果における放射性Cs濃度が高く、いずれの年も共通の現象であった。その後、果実の肥大に伴い、果実中の放射性Cs濃度は大きく低下し、特に満開後60日までの低下が大きかった。経年的な変化を見たところ、収穫果実の放射性Cs濃度は、2011年から2013年までの期間は、1年経過するごとの3分の1程度に減少した。しかしながら、2014年以降2017年まではその低下はほとんどなかった。ブルーベリーを用いてCs-133 とCs-137 を同時に施用した場合、果実への移行割合は類似であった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
安永 円理子 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
小林 奈通子 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 助教 | (Kakenデータベース) |
田野井 慶太朗 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
佐藤 守 | 福島県農業総合センター | 果樹研究所 |
阿部 和博 | 福島県農業総合センター | 果樹研究所 |
市川 恭子 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)