植物由来の新規な活性中心を持つグリコシダーゼの構造機能解析
【研究分野】応用生物化学
【研究キーワード】
グリコシダーゼ / シロイヌナズナ / イネ / β-アラビノオリゴ糖 / 糖質関連酵素
【研究成果の概要】
DUF1680に分類される植物由来の機能未知酵素の構造と機能を明らかにすることを当初の目的として研究を行った。シロイヌナズナとイネの遺伝子について異種発現を行い、多数の条件を試みたが、いずれも発現しないか不溶性でしか発現しなかった。新規ファミリーGH146に分類される植物病原菌(Xanthomonas属)由来のβ-L-アラビノフラノシダーゼについて立体構造を決定し、その活性中心がビフィズス菌由来のGH127酵素(HypBA1)と同様にシステインであることを明らかにした。さらに、本酵素が新規な糖質結合ドメインを有することがわかった。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
藤田 清貴 | 鹿児島大学 | 農学部 | 准教授 |
石渡 明弘 | 理化学研究所 | 専任研究員 |
伊藤 幸成 | 理化学研究所 | 主任研究員 |
Beckham Gregg T. | 米国NREL | 研究員 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)