大脳皮質の領野間相互作用を担う神経回路の細胞・シナプスレベルでの機能解明
【研究分野】神経生理学・神経科学一般
【研究キーワード】
大脳皮質 / 視覚野 / 高次視覚野 / 領野間相互作用 / 2光子イメージング / カルシウムイメージング / 軸索イメージング / シナプス / 領野 / 相互作用 / イメージング / 大脳 / 情報分配 / 並列処理 / 軸索 / 方位選択性 / 空間周波数 / 2光子イメージング
【研究成果の概要】
大脳皮質における情報処理は、多数の領野の相互作用により行われている。このような領野間相互作用の全体像と、それを担う神経回路をシナプスレベルで解明するため、(1)広域イメージング法を開発し、マウス全脳の機能マッピングを行い、高次視覚野の機能分担を明らかにした。さらに、(2)全脳の神経活動と血流変化を同時に計測する方法を開発し、fMRIで臨床研究にも応用されている安静時の機能的結合が、確固たる神経基盤を持つことを明らかにした。(3)最後に、シナプスレベルで領野間を伝わる情報を可視化する方法を開発し、視床から一次視覚野へ、一次視覚野から高次視覚野へ、どのような情報が伝わっているのかを明らかにした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
根東 覚 | 東京大学 | 大学院医学系研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
奥野 浩行 | 京都大学 | 大学院医学研究科 | 特定準教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【配分額】125,710千円 (直接経費: 96,700千円、間接経費: 29,010千円)