放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立
【研究分野】医学物理学・放射線技術学
【研究キーワード】
幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 / レポーター遺伝子 / DNA傷害 / 蛍光蛋白質
【研究成果の概要】
細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきたゲノム改変技術(CRISPR-CAS9法)により、H9 ES細胞由来神経幹細胞株の内在性p53遺伝子座にレポーター遺伝子dVenusLuc2が適切に挿入されている細胞を選別し、株化を達成した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
河瀬 聡 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
西本 祥仁 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)