動物における乾燥耐性・極限環境耐性機構のプロテオーム解析
【研究分野】生物分子科学
【研究キーワード】
プロテオミクス / クマムシ / 極限環境耐性 / 乾眠 / 放射線耐性 / クロマチン / 抗凝集性 / 円偏光二色性 / タンパク質 / プロテオーム / 蛋白質 / 動物 / 親水性
【研究成果の概要】
ヨコヅナクマムシの持つ高い乾燥耐性・極限環境耐性を支えるタンパク質の候補として、加熱しても凝集しないクマムシ固有のタンパク質群を初めて同定しこれらのタンパク質群が乾燥前から大量に発現していることを明らかにした。また、同様の性質を持つタンパク質が乾燥耐性の弱いクマムシにおいても存在することを見出し、その凝集温度と乾燥耐性との間に一部相関関係が見られることを明らかにした。また、放射線耐性に関わるタンパク質の候補として、クマムシのクロマチン分画を分離し、中に含まれるタンパク質群を同定した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)