職場における行動と感情のデータ解析を通じたクリエイティビティを促進する組織の研究
【研究キーワード】
組織行動論 / クリエイティビティ / シミュレーション / ビッグデータ / 経営学
【研究成果の概要】
本研究は、センシング技術を用いた行動のデータ、高頻度の質問紙調査を用いた感情のデータ、一般的な質問紙調査による組織風土のデータを多角的に用い、職場におけるクリエイティビティ発揮の要因を探索的に明らかにした。主に、クリエイティビティにとってオフィスワークを通じた対人ネットワークの充実が重要である反面、テレワークによる自律性の感覚も重要であり、ハイブリッドワークにはジレンマがあることが明らかとなった。
【研究の社会的意義】
生産性向上のもと働き方改革が進展するなか、クリエイティビティを発揮することも肝要である。本研究は、センサー技術を用いた細かい時間単位の行動データ等を取得することで、働き方とクリエイティビティの関係を明らかにした。具体的には、オフィスワークを通じた対人ネットワークの充実が重要である反面、テレワークによる自律性の感覚も重要であり、ハイブリッドワークにはジレンマがあることが明らかとなった。この点は、アフターコロナの新しい働き方を検討する上で意義のある研究成果だといえる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)