リアルタイム顕微鏡観察に基づく磁性流体を用いた力伝達デバイスの性能向上設計
【研究分野】生産工学・加工学
【研究キーワード】
磁性 / 自己組織化 / 機械要素 / 機械工作・生産工学 / 流体工学
【研究成果の概要】
磁性粒子が溶媒に含まれる流体(以下,磁性流体)を用いたトルク伝達デバイスは,小形化・高性能化が求められている.本研究の目的は,磁性流体のせん断応力を向上するために,クラスタ形成・破断・すべり現象を,リアルタイム顕微鏡観察および個別要素法解析で現象を把握することである.
2枚の円板磁極を回転させながら磁場をかけ,隙間でクラスタを形成・破断・すべり現象を起こす磁性粒子を側面から高速度カメラを用いて観察が可能で,同時に磁極間にかかるトルクを測定可能な装置を設計・製作した.磁極表面に凹凸を施すことで,対向する凸部間で磁場が集中し,最大トルクが,平板磁極のそれの約2.5倍に向上することがわかった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松島 亘志 | 筑波大学 | システム情報系 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)