微量潤滑時に顕在化する凝着による摩擦増大を抑制する手法の開発
【研究分野】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究キーワード】
凝着 / 摩擦 / エラストマー / 濡れ / 制御 / 界面自由エネルギー
【研究成果の概要】
液体中の固体間の摩擦力を制御することを目的として,接触部の液体と固体の界面自由エネルギーが及ぼす影響を理論によるモデル化および実験によって調べた.理論では接触部の分子の運動とマクロな凝着部の破壊とを結びつけてモデル化し,摩擦時の凝着部の観察と比較し考察した.
本モデルは平均的な摩擦特性は説明可能であるが,実際の摩擦時には凝着が強くなるに従い摩擦力の変動が観察され,そのような条件においては凝着に伴う変形状態を考慮に入れた動的なモデルを作成する必要があり,それが今後の課題である.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
京極 啓史 | 東京工業大学 | 大学院理工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)