レーザー光子場による分子制御
【研究分野】物理化学
【研究キーワード】
強光子場 / 分子制御 / 分子配向 / トンネルイオン化 / クーロン爆発 / 非線形動力学 / 高次高調波 / X線発生
【研究成果の概要】
本研究では、活発な調査活動、学会活動を行い、新しい学際基盤研究領域「強光子場科学」を日本において開拓することが極めて重要であることを明らかにした。
具体的には、小規模研究会を8回(於 東京、仙台、草津、大阪、横浜、金沢、徳島、札幌)開催し、特定領域研究「強レーザー場における分子制御」発足に向けた準備を積み重ねた。平成13年12月9日には、公開の形で「強レーザー光子場における分子制御」研究会を開催した。当日は、70名を越える出席者の間で活発な議論が交わされた。
平成13年9月には、日本物理学会秋期分科会シンポジウム「強光子場における原子分子ダイナミクスとその応用」、光化学討論会「強光子場化学セッション」を行い、特定領域の申請のための準備を進めた。
以上のいずれの会合においても学際的な参加者の間で活発な議論が交わされた。研究代表者をはじめ本企画調査の中心メンバーは、これらの会合とは別に、この数年間に国内外において開催された様々な国際会議において「強光子場科学とその応用」に関する多数の論文発表(次ページ参照)と招待講演を行った。
さらに本企画調査と密接に関係する企画として、平成14年8-9月に3つの国際会議を開催することとなった。これらは、いずれも本企画調査のコアとなるメンバー(山内、中島、河野、池田、緑川、中村)が中心となって準備が行われている。いずれの国際会議についても、内外からの化学、物理、レーザー工学分野の研究者たちから大きな反響があり、強光子場科学分野に対する関心の高さを示している。
【研究代表者】