微視的現象機構の根本的解明に向けたナノデバイスによる模擬コンクリートの実装と応用
【研究分野】土木材料・施工・建設マネジメント
【研究キーワード】
コンクリート / 微小模型流路 / 閾細孔径 / 超臨界乾燥 / FIB-SEM / マイクロ/ナノ流路 / 物質移動 / 乾燥収縮 / 体積変化 / 空隙構造 / マイクロテクノロジー
【研究成果の概要】
コンクリート中の微小空隙における各種物質移動やそれに起因する体積変化の機構の根本的な解明を目的として検討を実施した。まず、コンクリート内部の微小空隙を模擬した微小流路を、表面に空隙のないセメントペーストを作製し、そこに溝を掘り、ガラスと張り合わせるという方法により作製した。コンクリート中の物質移動に関しては、閾細孔径という空隙指標に着目し、その抽出手法の開発と、各種物質移動との高い相関および定量的な対応の確認を行った。またFIB-SEMにより、10nm程度の分解能での三次元空隙構造観察を実施した。水分逸散に起因する体積変化機構に関しては、超臨界アルゴンを用いた超臨界乾燥を適用した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】22,620千円 (直接経費: 17,400千円、間接経費: 5,220千円)