匿名性を担保した交通行動データの流通促進のための理論
【研究分野】土木計画学・交通工学
【研究キーワード】
個人情報 / 匿名化 / 交通システム / ビッグデータ / 交通行動データ
【研究成果の概要】
匿名性の担保とデータの価値の維持という2つの相反する目的を満たしつつ,公衆から交通行動データを収集し集計するシステムを開発するために必要な理論的基礎を構築した.「交通行動データの収集」と「交通行動データの活用」の2つを記述する抽象化されたモデルを提案し,これらを組み合わせて,取得されるデータの匿名性と有用性のトレードオフを評価した.あわせて情報科学分野での既存技術を調査しそれを応用した.交通運用への活用においては,集計による匿名化を行ってもデータの価値は大きく下がらないこと,前駆行動に関するデータがむしろ重要であることを示し,あわせて,交通計画における匿名性を担保した活用方法を提案した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
原 祐輔 | 東北大学 | 大学院情報科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
日下部 貴彦 | 東京工業大学 | 大学院理工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)