細胞生物学および計算生物学の手法を用いた消毒機構の定量的評価に関する研究
【研究分野】土木環境システム
【研究キーワード】
消毒処理 / 損傷部位 / 蛍光タンパク発現 / 紫外線耐性 / 核酸種 / 塩基配列 / 塩素消毒 / オゾン消毒 / 紫外線消毒 / 蛍光タンパク質 / フローサイトメータ / 人工DNA / 土木環境システム / 微生物 / 不活化機構 / ペリプラズム / UV耐性
【研究成果の概要】
塩素・オゾン処理においては,遺伝子操作により細胞内に蛍光タンパク質(EGFP)発現させた大腸菌を作成し,処理後の蛍光タンパク漏出量から細胞膜損傷の定量的評価が可能となった.3種の大腸菌でEGFP発現を可能とした.またEGFP発現個所を変えることで細胞外膜と内膜の損傷を区別しての評価が可能となった.これら大腸菌の塩素処理によりHOClとOCl-の細胞膜への作用機序の違いを明確にした.またオゾン溶解水,オゾン曝気処理とも細胞膜ではなく細胞質が主な作用機序であることを明確にした.
紫外線処理においては核酸形態(RNA,DNA,一本鎖,二本鎖)の異いとチミン量の違いによる耐性への影響を明らかにした.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
由良 敬 | お茶の水女子大学 | 基幹研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
相川 京子 (小島京子) | お茶の水女子大学 | 基幹研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)