もう1つの南米系コミュニティ:沖縄におけるペルー移民家族と大学進学
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
移民 / 日系人 / 教育 / 社会移動 / デカセギ / ペルー人 / 第二世代 / 進学 / 外国人 / 在日外国人 / ニューカマー / 貧困 / 教育達成
【研究成果の概要】
本研究では、沖縄における南米系移民の進学率の高さに着目し、要因を解明するべく調査を行い、以下が明らかになった。沖縄の制度環境や社会関係資本が、移民若年層にとって進学に有利に働くことは確かだが、より大きな要因として居住の安定性がある。沖縄と本土の進学率の差には、確かに制度や親族サポートの違いにもよっているが、安定して居住していることが進学により強い影響を及ぼす。また、対象者の圧倒的多数は特別入試によって合格していた。国公立大学ではセンター試験という大きな障壁があるがゆえに、推薦入試がほぼ唯一の進学への経路となっている。これに対して、外国人入試のような取り組みが必要であることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
稲葉 奈々子 | 上智大学 | 総合グローバル学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)