データベース構築による道徳教育モデル校の資源活用といのちの教育プログラムの策定
【研究キーワード】
いのちの教育 / 水俣病 / 平和教育 / 環境教育 / 東日本大震災 / スペイン風邪 / 防災教育 / 地域教育 / 道徳 / 教科書 / 感染症対策 / 道徳教育 / データベース
【研究成果の概要】
本研究では当初予定していたいのちの教育モデル校の参観が、新型コロナウィルス拡大防止の観点から中止やまん延防止等重点措置地域からの訪問禁止となり、変更を余儀なくされた。しかし本研究の最終的な目標は、いのちの教育とこれに関わる地域教育・環境教育・平和教育・防災教育との架橋をはかることであることは変わりなく、2021年度は前年度から引き続き、文献研究と現地研究をもって水俣病や原発事故の学習を中心とした地域・環境・防災教育とスペイン風邪禍における文化的対応にシフトして、これを追究してきた。現地調査は次の3カ所である。(1)7月に福島県田村市・いわき市における震災復興イベントに参加。特に移住者の被災地における役割にフォーカスし、生きる力の涵養の観点から観察を行った。(2)7月に福島県立博物館と福島県歴史資料館において資料収集し地域教育や防災教育といのちの教育の関連を探索した。(3)8月に新潟水俣病関連施設(新潟水俣病資料館/旧昭和電工/阿賀野側流域)の見学を行い、環境教育といのちの教育との関連を探った。
前年度からの研究成果と合わせて、5月には水俣病を教材としたいのちの教育の授業開発を公開、9月にはスペイン風邪に関する論文を公開、2月には日本いのちの教育学会と連携して研究大会を開催(テーマは生きる力の涵養と支え合いのネットワークで講演2つ、パネルディスカッション1つ、ラウンドテーブル3つ)、3月には大田区地域力推進部地域力推進課と共同して平和教育に関する戦争体験談インタビュー集を作成した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2023-03-31
【配分額】5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)