韓国・マレーシア・シンガポール戦後ニュータウンの各国固有文化を踏まえた再生手法
【研究分野】都市計画・建築計画
【研究キーワード】
アジア / 再生 / ニュータウン / ワークショップ / 団地
【研究成果の概要】
平成18年度:国内での研究作業、2006年11月の韓国調査、2007年1月のマレーシア/シンガポール調査、2月のマレーシア調査、平成19年度:国内でのインタビュー調査(2007年6月、12月)、分析作業、および、2007年9月-10月のマレーシア/シンガポール実地調査、9月の韓国実地調査により、下記の成果を得た。
(1)ストック・フローの推移の把握:各国のストック・フローの状況を人口・世帯数の推移とともに整理した。
(2)住宅政策の把握:(1)の状況を踏まえ、各国の住宅政策の特徴と成果を明らかにした。
(3)課題・資源の抽出:対象国の行政・公的団体を対象としたインタビュー調査を行ない、ニュータウンに存在する問題点・課題・資源の概略の抽出を行なった。
(4)ニュータウン・リストの作成及び調査対象の選定:韓国-ソウル、マレーシア-クアラルンプール(以下、KL)、シンガポールに第二次世界大戦以降、発生したニュータウンのリスト化及び分布マップの作成を行なった。
(5)各年代の典型的住棟タイプ・住棟配置の整理:各国の年代毎の典型的な住棟タイプ・住棟配置を整理し、調査対象団地の選定・実地調査を行った。
(6)住まい方・街並みの評価と再生ニーズの抽出:対象地区住民に対するアンケート調査をもとに、住まい方・街並みの評価と再生ニーズを抽出・類型。(マレーシア:BUNDER TUN RAZAK、TASIK SALATAN、WANGSA MAJU(以上KL)、TAMAN PERMAINAK KANAK-KANAK(アンパンジャヤ市)で実施済、計103票回収。韓国:実施計画中。シンガポール:Housing Development Boardが実施した同様の調査結果を引用予定。)
※本研究課題に対する国際研究組織:韓国(Yang博士、Jo博士;大韓住宅公社)、マレーシア(Mansor教授;国際イスラム大学、Nathan博士)、シンガポール(齋藤助教授;シンガポール大学)
【研究代表者】