Discovery Sagaサイレントキーワード俯瞰

本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。
主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり下ろした。②明治24年の濃尾地震（1891）は、その後の近代建築の耐震性上昇などの大きな誘因となった。しかし、被害が過剰に報告されるなど、情報が操作された点も多い。

【研究分担者】
川本重雄	近畿大学	建築学部	教授	(Kakenデータベース)
平山育男	長岡造形大学	造形学部	教授	(Kakenデータベース)
溝口正人	名古屋市立大学	大学院芸術工学研究科	教授	(Kakenデータベース)
後藤治	工学院大学	建築学部(公私立大学の部局等)	教授	(Kakenデータベース)
大野敏	横浜国立大学	大学院都市イノベーション研究院	教授	(Kakenデータベース)
藤川昌樹	筑波大学	システム情報系	教授	(Kakenデータベース)
光井渉	東京藝術大学	美術学部	教授	(Kakenデータベース)
大橋竜太	東京家政学院大学	現代生活学部	教授	(Kakenデータベース)
清水重敦	京都工芸繊維大学	デザイン・建築学系	教授	(Kakenデータベース)
藤原重雄	東京大学	史料編纂所	准教授	(Kakenデータベース)
加藤耕一	東京大学	大学院工学系研究科(工学部)	准教授	(Kakenデータベース)
角田真弓	東京大学	大学院工学系研究科(工学部)	技術専門職員	(Kakenデータベース)
野村俊一	東北大学	工学研究科	准教授	(Kakenデータベース)
上野勝久	東京藝術大学	大学院美術研究科	教授	(Kakenデータベース)